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TOHOHO日記
夏やすみのアウトドアもこれで準備OK!
2010.8.3
突然ですが、みなさんナイフってうまく使えますか?
私もちゃんと考えてみたことなんてなかったのですが、
そういやりんごの皮むきくらいが限界ではないか…
と残念な結論が待っていました。

特にお子さんには私のような大人にはなってほしくない!
そこで、夏休みにぴったりのイベントを紹介します。

道民のみなさんなら一度は聞いたことがあるであろう、
エフエム・ノースウェーブさん。
わたしたちHO編集部も、とてもお世話になっているのですが、
そんなノースウェーブさんタイアップの下、
ビクトリノックスのスイスアーミーナイフを使った
親子ワークショップが開かれます。

刃物類を使うことが少なくなっている現代の子供たちに向けて、
「楽しく安全に、刃物類に対する正しい知識と使用方法を学んでほしい」という思いから、
サッポロファクトリー主催のイベント
「SAPPORO FACTORY OUTDOOR WEEK ”More Fes!More Camp!” 」の特別企画として開催。

当日はNPO法人北海道ボランティア協会のスタッフを講師に迎え、
刃物の使い方はもちろん、プログラム後半ではナイフ使用の実践として、ペットボトルを用いたコマ「ボトル・トップ」の制作に取り組みます。
完成したコマは親子チーム対抗戦で勝負!
優勝した親子には素敵なプレゼントも待っているそうです!
どんなものがもらえるのでしょう〜
景品があるとより一層力が入りますよね!(笑)

また、フェスティバル会期中には音楽ライブイベント「VICTORINOX presents More Music Live in OUTDOOR WEEK」や、トークショー「VICTORINOX presents OUTDOOR Enjoy Talk」なども開催!
音楽ライブにコマ対決!
大人も子供もアツイ夏の一日を過ごせそうですね!!

夏真っ盛り!
北海道の短い夏を思いっきり楽しむためにも、
まずはこのイベントへ!!


「君だけの『ボトル・トップ』を作ろう!」
日時:2010年8月7日、8日の2日間
時間:1日3回を予定 11:00~12:00/13:00~14:00/15:00~16:00
場所:サッポロファクトリーアトリウム ビクトリノックス展示ブース内
参加資格:小学生3年生以上の子供と保護者2人1組(※各回10組20名)
費用:無料
参加方法:エフエムノースウェーブ WEBサイトより先着で受付
     公式HP  http://825.fm/northwave/
     応募HP  http://www.fmnorth.co.jp/EventM.asp?EID=1741

「VICTORINOX presents More Music Live in OUTDOOR WEEK」
日時:2010年8月7日(土)11:30~12:00/13:30~14:00/15:30~16:00
   8日(日)13:30~14:00/15:30~16:00
会場:サッポロファクトリーアトリウム
MC:7日ノースウェーブDJ潮音、8日ノースウェーブDJ笠原寿仁
ゲスト:松竹谷 清、キッコリーズ、ケンジャほか

「VICTORINOX presents OUTDOOR Enjoy Talk」
日時:2010年8月7日(土)、8日(日)
時間:14:20~14:50
会場:サッポロファクトリーアトリウム
ゲスト:「北海道キャンピングガイド2010」編集室スタッフ


(まなみ)
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お父さん だいすき。
2010.7.27
「もう一つの富良野・美瑛」で紹介した
ナブの家(P98-99)は、
鳥がたくさんやって来る森の中のカフェです。

店名は、店主の山口さんが大好きな小説の主人公から付けられました。
それは、リチャード・フォードというイギリスの作家が書いた
『銀の森の少年』という物語。
銀の森でアナグマの夫妻に育てられた少年・ナブが、
森の仲間たちと暮らす中で、たくましく育っていくという
ファンタジー小説です。
(ちょっと『ジャングルブック』みたいな感じでしょうか?)
カフェを取り囲んでいる森を、山口さんはこっそり「銀の森」と呼んでいるらしいです。
店の裏手は清々しい森になっています。小さなツリーハウスがあったり、ブランコがあったり、カフェで一服した後、森の中でぼんやりできる贅沢なお店です

さて、このカフェには真っ白でかわいい「サム」という犬がいます。

実はサムも店名の由来になった小説に出てくる登場人(?)物の名前。
主人公のナブと仲の良い、しっかりもので勇敢な犬です。
「ストーリーの中では、すごく頼りがいのある犬なんだけどね、
うちのサムは全然違うんだよね〜」
と笑う山口さん。

サムは、元気がよくてはつらつとしているけれど
お客さんを威嚇しないし、
決して店の中に入って来ることもない。
山口さんの言うことには、きちんと応えるお利口さん。
と私には見えたのですが、
実は、お父さん(山口裕さん)がいなくなると、
突如シューーンとして、この賢い雰囲気が影をひそめてしまうらしいのです。
この写真を見たとき、私の好きな歌の
♪愛されることを知らない、まっすぐな犬になりたい
という歌詞が私の頭にポンと浮かんできました。サムの目がホントにまっすぐ

妻の洋子さんいわく
「お父さんが仕事で家を空けるときは、ちゃんと言い聞かせておかないと寂しすぎて食欲はなくなるし、ひどいときは歩けなくなったりするんですよ」

取材が始まり、山口さんに話を聞くために
サムはしばらくの間、放っておかれることになりました。
すると、山口さんの見えるところをウロウロ。
じぃっと物欲しそうな目で取材の様子を見つめています。
その気配を察して、山口さんがサムのそばへ寄っていくと
落ち着きなくぴょんぴょんととびはね、
ちぎれんばかりにしっぽをふって、山口さんの膝の上へ乗ろうとします。
その喜びようと言ったら
想い焦がれた恋人にやっと再会できたかのよう
(とは、言い過ぎか…)。
さらには、腕や顔をぺろぺろなめて、いかに山口さんが好きか
をアピールするサム。
外での取材中はほぼこんな具合。山口さんに夢中で私やカメラマンは全く無視です(笑)

二人(?)のラブラブっぷりを横目で見ながら
「私がいたってダメなのよねぇ、サムは。お父さんじゃないと」
と洋子さんはちょっと寂しそうです。

ほんの1時間ほど放っておかれただけで
こんななのだから、数日家を空けたら歩けなくなるっていうのも
まんざら大袈裟ではないのかも…。
結局、サムが寂しがるので取材の半分は
店の外で行われることになり
その間、私は二人の仲良しぶりを見せつけられたのでした。
もちろん山口さんもサムが大好き。相思相愛の二人なのです

しかし、激しい愛だなぁ。
一度はそんなふうに誰かに想われてみたいもんですよね(笑)。
ナブの家はサムがいるだけじゃなく、気持ちをリラックスさせてくれる
リンデンティーや、パンがサクサクのホットサンドが楽しめる、とってもすてきなカフェです。近くを通ってみれば
「気になる」理由もわかるはず。ぜひ足を運んでみてください。
おススメです!

(みさと)
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大切なお店
2010.7.21
内容にもよりますが、取材にかかる時間は、だいたい、30分から1時間前後という場合が多いものです。お話をお聞きして、店内、外観、スタッフさん、お料理のお写真を撮らせていただいて…としていると、1時間はあっという間です。こんなにあれこれお聞きしてお時間を割いていただいても、実際の誌面での掲載スペースがほんの小さなものになってしまったら…、という不安も常にあり、できれば取材時間は短く簡潔に済ませたいというのは、いつも思うことではあります。

とはいえ、どんなに短時間であれ、相手の方が伝えたいと思ってくださっていることをきちんとお聞きし、読者の方に伝えられる形にできなければ本末転倒ですから、そこはやはり難しいところなのだと思います。

実は、私がライターの仕事を始めたころ、取材に行って4時間近く居座ってしまったことがあります。なんでそんなに時間がかかったのか、今思い出してもまったくわかりません。うかがった先は、すすきの駅のそば、ご夫婦で経営されている、ビルの2階にある小さなビストロ。その時の取材メモには「おうちに家庭菜園、ハーブ、自転車、多忙」「ご主人とマダム、新婚時代、こたつでみかん」「ただ正直に。一生懸命」とか、よくこれで原稿が書けたものだと思うような断片的な単語の殴り書きが10数ページに渡って続いています。

あんなに長い時間居座られたら、その後の仕込みやら開店準備やら何やら予定がすべて狂って、さぞ困られただろうなあと、帰り道、とても落ち込んだことを覚えています。

でも、その後、マダムから届いたのは「イシワタリさんが真剣に一生懸命取材している姿を見て、また、いろいろな質問に答えながら、自分たちの原点を思い出しました。今後について、迷いもあったのだけれど、もう一度原点に戻って頑張ってみようと、シェフと二人で話し合いました。ありがとうございました」と書かれたとても温かいメールでした。

申し訳なさと、ありがたさと…。

その後も折に触れ温かいお便りをいただき、子どもたちとお店におじゃましたときにもとても親切にしていただいたり、私にとって「大切な隠れ家」のようなお店になりました。

ですが、先週末、そのマダムから届いたのは「引退のお知らせ」のハガキでした。あのお二人らしい、温かさいっぱいの文面に、なんと言えばよいのか、言葉もないのですが…。

閉店まであと1ヶ月。それまでに一度はぜひ伺おうと思います。そして、一日も早くまた「心機一転、今度はここで頑張ります!」と新規開店の連絡が届きますように。



Bistrot poele(ビストロ ポワル)

札幌市中央区南4条西3丁目第2グリーンビル2階
電話番号:011・530・0311
営業時間:18:00〜23:00(できる限り予約を)
定休日:日曜、第1・3月曜、祝日
http://www.h5.dion.ne.jp/~sakai-t/

(ひろみ)
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富良野・美瑛道中膝栗毛
2010.7.13
HOでは、もうすっかりお馴染みの旅人になっている中野さん。
今回は「地元民になる旅」というテーマに沿って
富良野・美瑛の中でも、普通なら観光コースに入らないような
ディープな名所を回っていただきました。
誌面にはパッチワークの丘も、ラベンダー畑も出てきませんが
代わりに
地元の人の温かい笑顔や、こっそり教えてもらった隠れ名所が
わんさ(?)と掲載された
まさしく「もう一つの富良野・美瑛」が楽しめるページです。

旅の中でももっとも地元民らしくなった瞬間(?)は
「地元の人だけが知っている、裏道」を通ったときではないかと私は思っています。
あの裏道を通ったときの様子を、誌面では「約20分程度で抜けた…」と
すんなり書いてありますが
実は、通り抜けるまでにはちょっとした冒険があったのです。

この裏道は、地元の方から
「抜け道として利用している、地元の人しか通らない道路がある」
というお話をうかがって今回の旅のコースになりました。
まず、入り口となったバス停。

ここは間違いありませんでした。
進んでいくと、ちょっと小高い丘の上、周りの景色がよく見晴らせる
とても気持ちのよい道に入ります。
そこから、ズンズン。
木々がうっそうと茂り、昼間なのにちょっと薄暗くなって来ました。
道幅は狭くなり、車体に植物の触れる音がばさばさと聞こえてきます。
私は不安になって地図を握りしめながら、思わず
「大丈夫…ですかね? ここ、本当に人が通るんですか?」
地元の方から直接この道について情報を聞いていたカメラマンも
「こっちで間違いないはず」
とは言いつつ、少し不安そうな声に聞こえます。
さらに進むと、道の先にフェンスが見えてきました。
扉のように開閉できるフェンスには大きく
『鹿ゲート注意! 開けたら閉めよう!』
と看板がかかっています。

「ダメですよ。ここは、普通通らないですって。間違えたんですよ」
臆病な私はすぐに引き返すことを提案しました。
しかし、看板の文句は人が通行することを前提に書かれている
というカメラマンの主張も確かに正しい。
「とりあえず、行ってみましょうよ。ダメだったら引き返せばいいんだし」
という中野さんの一言で、私たちはフェンスを乗り越えたのでした。
(正確には通過する、ですが、気分としては「乗り越えた」という感じです)

さらに道は険しくなり「車が通れるけもの道」という様相を呈してきました。
お詫びの言葉を連呼する私に
中野さんは「なんか、こういう冒険みたいなの、僕すごく好きなんですよ」
とやさしくおっしゃってくださいました。
だけど、こんなにうっそうとした森の中だったら、鹿だけじゃなく熊だって出るかも…
私の頭の中では妄想が、どんどんと膨らんでいきます。

しばらくすると、道の先にまたフェンスが。
「ここで鹿ゾーンは終わったってことですかね」
フェンスを抜けて少し進むと、今度は畑につきあたりました。
「人は…通るみたいですね」
「明らかに、誰かが管理している畑ですよね」
森に挟まれるようにある狭い土地には、整然と麦が植えられていて
確かに人の来た形跡はあります。
けれど、近くに人影は見当たらず
私はなんだか、キツネに騙されているんじゃないか、という気分に陥ってきました。
「そういえば、子どものころ『日本むかし話』でこんな景色見たことある!
キツネに騙されたと知らずに道を進めた人たちは、どこへたどり着いたんだっけ…?」

「大丈夫なんですか?」を連呼する私の怖がりが
カメラマンにも伝播したのか、結局元来た「鹿ゲート」を引き返して大きな道へ戻り、
もう一つの「裏道の入り口」から裏道を通ることにしました。
(←こちらの方が比較的わかりやすいのですが、
教えてくださった地元の方はあまり使わないらしい)
最終的にはこちらも険しい砂利道だったわけですが、
中野さんは誌面のように、裏道の景色を楽しんでくれ

「HOの取材って、こういうところが楽しいですよね」
と喜々として取材に応じてくださいました。

中野さんが大らかないい人でよかった!
と思った反面、それって褒め言葉かどうか微妙だよなぁ…
と一抹の不安も覚えた私でした。
これに懲りず、またHOで旅をしてくださいね。
中野さん!

私が選ぶ今回のベストショット!
中野さん絵になる!!

(みさと)
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緊急告知!!
2010.6.28
「もうひとつの富良野・美瑛」が25日に発売されましたが
みなさん、もうご覧になっていただけましたか?
観光名所として全国にその名をとどろかせているエリアですが
有名なところばかりじゃない、ステキな名所がいろいろです。
ラベンダーや「北の国から」にさほど強い興味がない方でも
きっと「富良野と美瑛に行ってみようかな」と思える特集になっていると思います。

さて、今回特集の巻頭10ページで
「地元民の旅」に出掛けてくださったのは
HBCラジオで人気のトム(中野智樹)さんです。
19号(ジンギスカン号)で焼尻、24号(漁村号)で寿都・島牧
そして今回の美瑛・富良野。
HOでもすっかりお馴染みの旅人となりました。
毎回遠方までの(ハードスケジュールな)旅を爽やかな笑顔で
こなしてくれる、我らがスーパーヒーローです。

そんな中野さんのご協力で、
今回のHOのサイン本即売会を
リーブルなにわさんで開催する運びとなりました!

日時:6月30日(水) 18:00〜
場所:なにわ書房 リーブルなにわ(札幌市中央区南1条西4丁目)


当日は中野さんがいらっしゃって、
HOをお買い上げいただいた方に、その場でサインをしてくれます。

さらに、スペシャルプレゼントも付いているかも…?
先着30名様となっておりますので、時間に合わせて
会場にいらっしゃることをお勧めします。
本当に緊急の告知になってしまい申し訳ありませんが、
みなさんのご来場をお待ちしております。          

(みさと)
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