クイズ。
私はどこへ行ったでしょう。
走行中の車から。斜めに走っている黒い影は 電柱を支えている棒(?)です。 じゃま〜!!!
ということで、再チャレンジ。
きれいですね〜(ちょっとピントはあっていませんが…)。 答えはHO新刊発売の後で。
※クイズに正解すると、HOから豪華な景品が……!! 当たりません…ごめんなさい
(みさと)
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「年のせい」と言われるかも知れませんが、最近は肉より魚が好きです。 もともと魚は好んで食べる方だったと思いますが、この魚好きに加速がついたのは、あるお魚屋さんとの出会いがきっかけです。
かつては「専門店」ってなんとなく高そう、というイメージがあった私。でも、この魚屋さんに出会ってから、「専門店は安くて、いいものが手に入る場所」という認識に変わりました。 そしてなにより買い物が楽しい。 お腹ぷっくり、肌がピカピカ、そして目の透き通った魚たちが店頭にゴロゴロ寝ころんでいるのを見ているだけだって、とにかく楽しいのです はっきり言って、それまで「魚といったらホッケ、サケ、サンマ」くらいの知識しかなかった私にとって、そこはまさに新しい出会いの場でした。 つぶらな瞳が可愛いゴッコ、男らしい八角、唇が色っぽいアブラコ、常に降参のポーズをとっているカジカ(店頭ではいつも仰向けなので)、手作りロウソクみたいなクジラの脂、色白ムール貝・白貝、正体不明のカスベ……
最近の一押しはソイ(写真は黒ゾイです。このほかもうちょっと安めの青ゾイというのもいる)です! 甘くて脂がのってて、刺身もいいし、アラが多く出るので汁にするのもいいと言われました
「これ、なんていう魚ですか? どこで捕れるんですか? どうやって食べるんですか?」 まさに小学1年生並の私の質問にも、ニコニコ丁寧に答えてくれるお店の人とのやりとりだって、買い物の楽しみです。知らない魚介を思い切り試食させてくれたり、料理のコツを教えてくれたり、下処理をしてくれたり。だんだん顔なじみになってくると、魚の好みだって把握してくれます。 「この魚は結構こってりしてるから、きっとおねーさん好きだわ」 とか 「これは煮魚にする魚だから、おねーさんとこはあんまり食べないかも知れない」 とか。ときには 「おねーさんとこの好きな海草入ったよ!」 なんて電話がくることもあって、そんなこと言われたら 行かないわけにいかないじゃない!
その魚屋さんに通うようになってから、私のお魚ライフは一気に豊かになりました。 食べたことがなかったソイやキュウリのおいしさも発見できたし、ホタテやタラ、マス、それまでさして美味しいと感じていなかった魚介も、今では思い出すだけでよだれがだらだら流れるほど好きです。
魚屋ワンダーランド。今号のHO片手にぜひ、市場の魚屋を楽しんでください。
(みさと) |
「そばを食べるときに、音を立ててすするのはマナー違反ではない」というコラム(20号p93)は読んでいただけましたでしょうか? 単純に「そう食べるのが通例だから」というのではない意味がちゃんとあることを知って驚き、今度からは本気で、真剣に、思いっきりよくゾゾーっと音を立ててすするぞ! と決意を新たにしたところです。
実をいうと、そう知る前から私は豪快に音を立てて麺類(パスタを除く)をすすっていました。 なぜなら
「麺を一気にすすると小顔になる」
と人に教えてもらったからです。
ご存じとは思いますが、顔にはたくさんの筋肉があります。 その中の一つに、耳の付け根というかほお骨の下辺りから、唇の端に向かってのびる大きな筋肉があり、この筋肉を鍛えると頬のたるみが解消されるらしいのです。 また、唇の周りをぐるりと囲む筋肉もあり、この筋肉が鍛えられると口元のシワがなくなるのだとか。 実は、麺を一気にすする、というはこの両方の筋肉を鍛える「運動」でもあるのです。 さらに! 一気にすするためには肺活量が必要になり、その上、喉(のみ込む力)も強くなくてはならないので、身体の老化が進んだ人には困難なのだそう。 つまり、ゾゾーっと一気にすすることは、喉や肺を鍛え、身体の老化を防いでくれるのです。
おまけに、そばならルチンや食物繊維もたっぷりで身体の中や肌も綺麗にしてくれるし(詳しい効用については20号p100-101をご参照下さい)、いうことなしじゃないですか!
熱かろうが、つゆが飛び散ろうが、なりふり構わず、思いっきり豪快に ゾゾーっとそばをすすって サラバ! 老化、たるみ、シワ! ようこそ! 健康で美肌な小顔の私! そばってさいこーだぁ。
連日の取材で、2枚も3枚もそばをゾゾーっと男らしく(?)すすっていた私が、小顔になっていないのは、たぶん、まだ効果が出てないだけだと思いますが……
(みさと) |
「何がなくとも、人の名前を間違ってはいけない」 とよくいわれます。 人の名前を間違うことほど、相手に対して失礼なことはないのです。ですから、HOを作る際にも固有名詞には細心の注意を払って校正をしています。
でも、自分に近しい人と似ているような名前だと、ついうっかり間違えてしまうなんてことも多々あることではないでしょうか。 そういう「ついうっかり……」が私だけではないと、信じたいのですが……。
いろいろあっても、名前だけは間違えないように、と心を配っている(つもりの)私ですが、 今回は、驚くほど何回も失敗を繰り返してしまいました。
被害者は20号p82の「八右ヱ門」さんです。 どうしてなのか、注意しても「八兵衛」さんって言ってしまうのです。 ちゃんと文字では「八右ヱ門」って書いているんですよ!なのに、電話すると 「もしもし、八兵衛さんですか?」 うっかりしすぎだよ! 電話の最初だけ間違えるのではなく、その後も引き続き「八兵衛」さんと連呼してしまうので、本当に始末が悪い。 そんな私に怒るでもなく(本当は怒ってたのかも知れないけど、そんなことおくびにも見せず)、八右ヱ門のオーナー鈴木さんは「八右ヱ門です」と何度も静かに訂正してくれました。 いちいち謝るのもだんだん気が引けてきて、なるべく店名を言わなくても済むように話そうと頑張っていました。でも、そんなのイカンですよね。人としてあるまじき行為ですよね……
だけど、なんでこんなにも間違えてしまったんでしょう。 八右ヱ門さんだけ。 別に、知り合いに「八兵衛」さんがいるわけでもなんでもないんですけどね。 単なるうっかりではすまされない間違えっぷりですよね。 いや、単純にうっかりなのでしょうか。 八兵衛だけに(笑)。 いや、笑いごとではないですね。 本当に ごめんなさい。
(みさと) |
禁煙ブーム、というか分煙ブームというか、いまやどこに行っても喫煙スペースがしっかり隔離されてています。ガラス張りの喫煙ルームで、すし詰めになりながら煙に巻かれて静かにタバコを吸っている人たちを見ると、その根性に……というか、タバコを愛する気持ちには、ただただ尊敬の眼差しを投げかけてしまいます。
喫煙者にもいろいろいて「タバコであればいい」っていうタバコ(一般)愛好者と、「この銘柄じゃなきゃ」という銘柄愛好者がいるのではないでしょうか。私はタバコのおいしさを理解するDNAが欠落しているみたいで、どうも味とか奥深さとかよくわからず「いろいろな銘柄があるけど、どうやって“どれをすうか”を決めてるんだろう」と、タバコの自販機を見るたびに不思議でなりません。
私の祖父は、禁煙をはじめて20年近く、いまや嫌煙家にさえなってしまっている人ですが、その昔は「パーラメント」しか吸わない、かなりの銘柄愛好者でした。 幼いころ「なんでこのタバコなの?」と素朴な疑問を祖父に投げかけると 「自販機で売ってないから」 という答えが返ってきました。
今はどうかわかりませんが、祖父がタバコを吸っていたころ、パーラメントはほとんど自販機で取り扱われていなかったそうです。あんまりメジャーじゃない銘柄だったのか、理由はわからないけど、とにかくなくなったらタバコ屋さんまで買いに出かけないといけません。つまらないことかもしれないけど、“タバコを買いに(わざわざ)行く”という状況が、タバコやパーラメントという銘柄への愛をより深めたのかも。 「手間のかかる子ほど、かわいい」というか、「手間のかかる子だから、かわいい」というか。
おじいちゃん子なせいもあって、うっかりすると 「タバコをのむ」と言ってしまい、周囲にバカにされます
手軽に手に入らない、ということもあってか、パーラメントを吸う人と会うことは滅多になかったそうですが、そのかわり、見ず知らずの人でもこの銘柄を吸っていると妙な親近感がわいて、思わずお互い目礼してしまうこともあったそうです。
確かに、自分が好きで欲しくて、わざわざ買いに行ったものなんかを持っている人がいると、「きっとこの人とは友達になれる!」という妙な確信が芽生え、知らない人なのに駆け寄って握手したくなったりしますよね?(私だけ?)それがマイナーなものならなおさら。 「これの良さを理解している、数少ない人に会えた!」みたいな、ね。
がんがん売れてメジャーになるのも悪くないけど、「知る人ぞ知る」とか「私だけが知っている!」というものに憧れる私は、HOが読者にとって、「祖父にとってのパーラメント」みたいな存在だったらいいなぁと、こっそり思っているのです。
私たち編集部にとっても、HOは「手のかかるかわいい子」です。たぶん……
そんな「知る人ぞ知る?!」HOの最新号は書店・コンビニで絶賛発売中です! どうぞ よろしく。
(みさと) |