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TOHOHO日記
新・北海道四季劇場が誕生!
2011.2.22
北海道の劇団四季ファンにとって、ハッピーでビッグなニュースです。
ご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、12年ぶりに札幌市に劇団四季の専用劇場が“復活”したのです!

1991年、劇団四季にとって初めての専用劇場「JRシアター」がJR札幌駅旧構内に誕生し、札幌駅の再開発に伴い99年に閉館するまで約20作品を公演、123万人もの動員数を記録。
今回作られた劇場はJR札幌駅、地下鉄「大通」、「バスセンター前」駅、北海道中央バスの「札幌ターミナル」も隣接しているので、交通の便が抜群。「舞台と客席に一体感がある、濃密な空間」をコンセプトに作られたそうです。

1月8日(土)、ミュージカル「エビータ」の公演初日の取材に行ってきました。

劇団四季ファンの熱気で溢れる会場

四季の代表兼演出家である、浅利慶太さんもおられました(左から2番目)

そして先日、機会をいただき、「赤毛のアン」を観に行かせていただきました。
「赤毛のアン」は、1908年に出版されたカナダの作家 ルーシー・M・モンゴメリの代表作。
本場カナダのスタッフからも「劇団四季のアンは世界で最高のアン」と称されたそうです。

思えば、最後にミュージカルを見たのは小〜中学生の時だったので、ワクワクしながら開演を待ちました。

いよいよアンの登場。ここで、私はあることに気が付きます。
夕暮れの駅で、養子に迎えてくれるおじいさんを待つ少女の姿…
…少女?あれ?
現れたのは、赤毛をみつあみにしている、想像していたよりももう少し背の高い、大人びた女の子でした。
心の声(アンって、くるくるパーマのショートヘアーじゃなかったっけ?もっとこう…
カントリーちっくな、ちいさい女の子だったような…)

そして、やがて気が付きます。
「それ、アンじゃなくて、アニーだわ!」ということに。
もちろん「赤毛のアン」と「アニー」は別のものだということは分かっていたのですが、
気づけば「明日、アニー観に行ってくるよ」と母に自慢していたぐらいですから
どこかで頭の中の何かが外れてしまったのですね…。

笑いあり、涙ありであっという間に3時間が過ぎていきました。
カーテンコールではキャストの方々の深いお辞儀が何度も何度もされ、それに対して、会場からは鳴り止まない大きな拍手が送られました。
北海道の劇団四季ファンの「待っていたよ、おかえりなさい」という思いと、四季の皆さんの「ただいま。またこれからもよろしくお願いします」という思いが伝わってきたように感じました。

今回、劇団四季さんのミュージカルを観させていただいて、声をあげて楽しませてもらったのはもちろん、アンの生き方、考え方など勉強させていただくこともたくさんありました。ストーリー以外にも、こうやって1音1音ハッキリ発音すると、聞き取りやすく、伝わりやすいのだなあ、など…。
ミュージカル経験も少ない上にアンとアニーをごちゃまぜにしてしまうほど無知な私ですが、話にスッと入り込んでいけたのは、やはりセリフや歌がしっかり聞き取れたからかもしれません。

そして、最後にお知らせです。
高い独創性で世界を震撼させたミュージカルの王者「ライオンキング」が3月27日にいよいよ開幕します!
人間が動物を演じるという難題を、文楽、歌舞伎、影絵など、東洋の様々な芸術表現技法を取り入れて応え、魅力的な独創の世界を生み出しました。特にキリンの姿は、どう見ても本物のキリンそのものです。近くで見ると、「ああ!そうなっていたのね!」と驚いてしまうほど。
開幕の日が待ち遠しいですね。



●ミュージカル「ライオンキング」札幌公演
期間:3月27日〜(ロングラン公演)
会場:北海道四季劇場
(札幌市中央区大通り東1丁目)
料金:S席9000円、A席7000円、B席5000円、
   C席3000円
お問い合わせ:劇団四季北海道公演本部
       011・200・6277


(みほ)
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沖縄国際映画祭
2011.2.8
札幌では雪まつりが始まり、一年で一番寒い時期となりました。それでも本州出身の私にとって、「立春」「立冬」など、暦の境目ごとに少しずつ日差しや空気の香りが変わってくる札幌の気候は、とても色鮮やかでステキなものに感じられます。

とはいえ、まだもうしばらく寒さの厳しい日が続きますね。職場にも「どこか暖かいところに行きたい!」と毎日嘆いている人が何人もいます。そんな方々にもぜひお伝えしたいお知らせが、札幌吉本さんから届きました。沖縄国際映画祭と、その短編映画作品募集のお知らせです。「laugh & peace」。笑いは地球を救う…かもしれません! 映画作りと笑いに愛と情熱をお持ちの方、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。


===============


第3回沖縄国際映画祭が、3/18(金)〜3/27(日)に
開催されます。
それにあたり、現在作品の募集を行っています。
皆様どしどしご応募ください。

●第3回沖縄国際映画祭 
短編部門「World Wide Laugh」 募集開始!

今回のテーマは「ゴールの瞬間の喜びを、言葉を使わずに表現してください」。3月4日まで募集予定。賞金はなんと100万円!!さらに優勝者は吉本芸人になれるチャンス!!

※詳しくは沖縄国際映画祭公式HPにアクセス。
http://www.oimf.jp/jp/program/wwl.php


(ひろみ)
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「基本に忠実に」
2011.2.2
「HO」最新号が発売になり、1週間が過ぎました。
掲載したお店から「HOを持ってお客さんがみえましたよ」といううれしい報告や「友達の店も載っていてビックリしました」という声をいただき、私たちもうれしい気持ちでいっぱいになっています。

今回、私は「老舗、暖簾の向こう側」に登場する、近藤染工場さんにおじゃましました。
近藤弘社長は取材を受けると、「実際に染めてみなくては、この仕事は分からない」と社名や取材者の名前を入れたテーブルセンターを染める作業を体験させるとのことです。
100年以上続く伝統の技。
「基本に忠実に。ずっとこうやって染めてきたんですよ」とこともなげに社長さんは作業工程を見せてくれますが、基本を守り続けるのは大変なことです。
一通り取材と撮影を済ませると、「さぁ、これを染めてください」とのり置き(白く抜く部分が染まらないようのりを置く作業)された4枚分のテーブルセンターを出してきました。
そう4枚分です。
「ぶらんとマガジン社」
「取材を申し込んだ者」
「カメラマン」
そして「私」の名前が入っています!
取材中にも「こういう色がありますから、あとで何色で染めるか考えといてくださいね」と言われましたが、その時は作業の様子をメモしたり頭の中でまとめたりするのが精いっぱい。
とても悩んでしまいました。

付きっきりで教えてくれた職人さん、なんとも心配そうな表情ですね(笑)

さっささっさと染め上げていく職人さんの姿を見てイメージはできていたのに、実際に染料の入ったバケツを持つと手が震えます。
ムラにならないように……と思っているのに、どっぷりと染料が載っている部分とかすれた部分ができてしまいます。
「あぁ!」とつぶやくたびに「大丈夫ですよ」と優しく修正方法を教えてくれる職人さん。
その姿をニコニコと見守る近藤社長。
久しぶりにこうした緊張感を味わいました。
貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。

私たちが染めさせていただいたテーブルセンターは、その後、乾燥と水洗い、縫製を経て、昨日、届きました。

私のものと会社用のものです

やはり紺色は映えますね!
落ち着いた雰囲気で、会社の応接室にぴったりです。
私の方は、父の好きな黄色系で染めました。
名字がガツンと入っているので、いつまでも実家で使ってもらいたいなぁと思いまして。
家の中が華やぎますね。

近藤染工場さんでは、名前を入れるなどオリジナルの商品のほか、コースターや風呂敷、テーブルセンターなどを事務所の一角で販売しています。
プリント物と違い、しっかりとした生地で、裏まで同じ色でしっかり染め上がっている品々を、ぜひ手に取ってみてください。
名前を入れて贈り物にしても喜ばれますね。

丁寧な水洗いで、白さもくっきり

「基本に忠実に」と何度もおっしゃっていた近藤社長。
社長は18歳から現場一筋とのことです。
建物の中をあちこち案内していただき、事務所でじっくりとお話をうかがいましたが、
染る作業をする工場での姿が一番活き活きとしていました。
染物の工程を拝見することも勉強になりましたが、なにより社長とお話させてもらったことが一番の宝になりそうです。
「基本に忠実に」私も精進します。

近藤染工場
旭川市1条通3丁目右1号
電話:0166・22・2255
営業時間:8:00〜17:00
定休日:日曜、祝日。土曜不定休
http://www.kondo-some.co.jp


(しずか)
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特別な日のコップ
2011.1.28
大変遅くなりましたが、みなさん明けましておめでとうございます。
25日に今年初の、そして記念すべき第40号のHOが発売されましたが、
ご覧いただけたでしょうか?
今回は「こんなお店に行きたかった」と題し
雑貨屋さん、アンティークショップなどの紹介をしています。
いつもは食べ物中心の内容なので、
「今回はひと味違うな…」と思われた方や
今回初めてHOを手に取ってくださった方も多いのではないでしょうか。
ぜひ、率直なご意見をうかがえるとうれしいです。
(→HPのメッセージフォームからどうぞ)

さて、40号P42で紹介したPASTILLE(パスティーユ)さん。
雑貨の看板がレトロ。おとぎの国から飛び出して来たような雰囲気の店です

白い木の壁に囲まれた店内には、カラフルでポップでキュートな
雑貨がいっぱいなのです。
扱っているのは食器から家具、文房具などまで多種類で
レトロ調の新品雑貨、アンティーク、アンティーク家具をアレンジしたオリジナルが
全く違和感なく並び合っています。
しかも、そのディスプレーの仕方がかわいらしくて
店内がキッチン、個室(勉強机やドレッサーなどがある)、ガーデニング用倉庫などに
わかれていて、まるで一軒家のよう。

ここはキッチン。今すぐにでも料理に取りかかれそうなディスプレー

こんなかわいい勉強机なら向かうのが絶対楽しい!
まあ、勉強するかは疑問だけど(笑)

ここはガーデニング倉庫。プランターやシャベル、長靴なんかがそろっています

雑貨が並べられている、と言うより
誰かが生活している家を拝見させてもらっている、という感じです。

取材を進めながらウロウロ店内を歩き回っていると
なんと、私が子どものころに家で使っていたコップを発見!


細長くて、小さな男の子と女の子の絵がモノクロでプリントされたものです。
店には2パターンほどしかありませんでしたが、
記憶が正しければ、我が家には6パターンほどの柄があった気がします。

このコップが、私の記憶に残っていたのは、
かつて我が家の「特別なときコップ」だったからです。
おっちょこちょいの私を筆頭に、食器を割ったり壊わしたりが日常茶飯事だった当時。
コップは特に壊れる率が高かったので、
普段は父が飲み終わったワンカップの容器なんかをコップがわりに使っていました。
よいコップは、いつも子どもの手の届かない食器棚の高いところに置いてあり、
誕生日やクリスマスなど、「特別にジュースが飲めるときにだけ」使える
私(と兄弟)にとってはかなりスペシャルなものでした。
食卓にこのコップが並ぶだけでテンションが上がったものです。

後日、原稿の確認で店主の長谷川さんとやりとりした際に
店の印象を聞かれたので、その話をさせていただき
「かわいいとか、懐かしいだけじゃなく、
幼いころに兄弟と遊んだことや、家族で楽しんだことなど
いろいろ思い出してしみじみしました」とお答えすると
“思い出はずっと心の中に残っているものなので、
そうした記憶や感傷とともに暮らすことは自然でステキなこと”
とお返事をいただいて、またさらにしみじみ。

アンティーク食器のほかにレトロなおもちゃやお弁当箱なんかもありました

「チョコホリック」は、レトロな雰囲気の雑貨を作る長谷川さんもお気に入りのメーカー。メモパッドから食器、カバン、ゴム手袋の果てまで作っています

PASTILLEさんに立ち寄ってみたら、
皆さんも昔の思い出に出会えるかもしれませんよ。

(みさと)
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HO 2月号(vol.39)P70 「大門かしらや」さんの地図についてのお詫び
2011.1.6
HO 2月号(vol.39)P70で紹介した「大門かしらや」さんの地図が
間違っておりました。
店の住所は、弊誌に記載されている
「函館市東雲町17-4」で間違いありません。

読者の皆様、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを
深くお詫び申し上げます。

(編集部)
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